Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ATOKにスクリーンロックが回避され、コードが実行される脆弱性

ジャストシステムが販売する人気IM「ATOK」に、任意のコードが実行される脆弱性が含まれていることがわかった。

問題の脆弱性は、スクリーンロックを回避され、同ソフトの外部アプリケーションを起動する機能が悪用される可能性があるもの。システム管理者権限で任意のコードが実行される可能性がある。

同社では、脆弱性を解消する修正するモジュールを開発、公開を開始しており、アップデートするよう呼びかけている。公開の時点で脆弱性による被害は確認されていないという。

問題の脆弱性は、4月にグーグルの工藤拓氏より情報処理推進機構(IPA)へ脆弱性の報告が寄せられ、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

ATOKの脆弱性を悪用した不正なプログラムの実行危険性について
http://www.justsystems.com/jp/info/js09003.html

ジャストシステム
http://www.justsystem.co.jp/

(Security NEXT - 2009/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告