SQLインジェクション攻撃がわずか4カ月で約25倍に - IPA調査
情報処理推進機構(IPA)は、ウェブサイトを狙った攻撃が6月以降急増しているとして、脆弱性検査や必要に応じて対策を講じるよう注意を呼びかけている。
同機構が運営するウェブサイト「JVN iPedia」に対する攻撃の形跡についてログの調査を実施したところ判明したもの。攻撃が成功したケースはなかったが、4カ月で1944件の攻撃の形跡が見つかったという。4月の段階で検知された攻撃は141件だったが、その後急増して7月は974件まで増加した。
なかでもきわだって増加がいたのが「SQLインジェクション攻撃」で、4月の段階では21件だったが、7月には534件とわずか4カ月で25倍まで膨れあがった。またディレクトリトラバーサル攻撃についても、4月の100件から7月には364件まで増加するなど目立っている。
同機構では、従来よりSQLインジェクションをはじめ、主要な不正アクセスの形跡をログから簡易的に調査できるツール「iLogScanner」を提供している。今回の調査も同ツールを活用したもので、ウェブサイトに対する攻撃の検査などを実施して、対策を実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2009/08/17 )
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