Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米国や韓国の主要機関にDDoS攻撃 - 「MyDoom」亜種が原因か

米国や韓国の政府機関、金融機関、マスメディアのウェブサイトに対して大規模なDDoS攻撃が行われており、攻撃を観測したセキュリティベンダーでは警戒を強めている。

シマンテックによれば、今回の攻撃により被害を受けているウェブサイトの速度低下などが発生しており、同社が発見した当初は、5万台以上のPCへ攻撃が行われていたという。

原因について、シマンテックでは以前世界的な感染を引き起こしたワーム「MyDoom」の亜種である「W32.dozer」と見ており、感染対策を呼びかけている。

一方エフセキュアによれば、「whitehouse.gov」についても標的になっているものの、影響は現れていないが、「ftc.gov」「sauctionslive.com」で被害が深刻だという。

同社では今回見つかったワームが「Email-Worm.Win32.Mydoom.hw」であることを確認しているが、被害サイトへ攻撃を行う証拠は見つかっていないと指摘している。

(Security NEXT - 2009/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

利用していたシフト管理SaaSから従業員情報が流出 - 西友
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD