Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Excelにリモートでコードが実行される脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生

マイクロソフトは、「Microsoft Office Excel」にあらたな脆弱性が見つかったとして、セキュリティアドバイザリを公開した。

特別な細工がされたExcelファイルを開くと、リモートでコードが実行されるおそれがあるというもの。同脆弱性の影響を受けるのは、Excel 2000、2002、2003、2007、Mac版の2004および2008、Excel Viewer、Excel Viewer 2003、PowerPoint 2007ファイル形式用Microsoft Office互換機能パック。

同社では限定的としながらも、今回見つかった脆弱性を悪用する標的型攻撃を確認しているという。現在調査を進めており、セキュリティ更新プログラムの提供も含め、対応を検討している。

また一時的な回避策として、信頼できないOfficeファイルを開く際に「Microsoft Office Isolated Conversion Environment」を使用する方法を紹介しているほか、Officeファイルのブロックのポリシーを設定するといった方法を推奨している。

マイクロソフトセキュリティアドバイザリ(968272)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/968272.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2009/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県