トレンドマイクロ10月度レポート - 「多重感染」の被害増加
トレンドマイクロは、2006年10月のウイルス感染被害レポートを発表した。マスメール型ワーム「STRATION」の感染報告や、「ゼロデイアタック」に関する報告が増えている。
同レポートによれば、10月の被害報告数は8800件で、先月の9398件から僅かに減少した。しかし報告数1位のワーム「STRATION」に関する報告は、先月の385件から563件と増えている。
同ワームは多くの亜種が発生しており、感染したコンピュータに新しい亜種をダウンロードするため、感染が見つかったコンピュータがすでに複数の亜種に感染している多重感染の例が増えているという。同社では、今後も同様の活動をするワームが発生する可能性があると分析している。
また10月には、マイクロソフトのInternetExplorer7やOffice2003 PowerPointに対する、未修正のセキュリティホールを狙った「ゼロデイアタック」が発生。月例パッチを公開直後を狙った攻撃が増えているとして、関連情報には注意するよう求めている。
(Security NEXT - 2006/11/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ジャンボ宝くじ」無料プレゼントなどと誘導、フィッシング攻撃に注意
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
IoT製品のセキュリティ基準で国際連携 - 11カ国が共同声明
国勢調査資料をバインダーごと一時紛失、住民が拾得 - 境港市
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性