Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月3日に発症し、ファイルを破壊するワームに注意

セキュリティベンダーは、毎月3日に発症し、ファイルを破壊するワームに注意を喚起している。

同ウイルスは、1月中旬に登場した大量メール送信型のワームで、ベンダーにより「WORM_GREW」「Blackmal.E@mm」「W32/MyWife.d@MM!M24」「W32/Kapser.A@mm」「Worm.Win32.Nyxem.e」などと名付けられている。

パソコンへメールの添付ファイルとして侵入し、共有フォルダを経由してネットワークへ拡散するほか、さらに自らのコピーをメールで送信する。

さらにレジストリの変更やセキュリティソフトのファイルを削除したり、操作を妨害する。また毎月3日に発症し、MS OfficeファイルやPDFファイル、zipファイルなどのデータを上書きし、破壊するという。

トレンドマイクロでは、感染報告は少ないものの、ダメージ、感染力いずれも「高」としている。シマンテックでは、被害状況、リスクインパクトを「中」としているが、感染力は「高」として注意を促している。

(Security NEXT - 2006/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局