Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

他の会員情報誤表示でウェブサイトを一時閉鎖 - ローソンチケット

ローソンチケットは、会員からウェブ上で他顧客の個人情報が漏洩しているとの連絡を受け、関連するウェブサイトを24日に閉鎖、現在原因究明を進めている。

誤表示が発生した可能性があるのは、ローソンチケット・ドットコムと同社が運営を受託しているJCBオンラインチケットセンター。会員からアクセスしている本人とは異なる第三者の個人情報が表示されるとの連絡を受けたもので、9月30日から10月19日までそれぞれ2件の誤表示に関する問い合わせがあったという。

同社では誤表示が発生した可能性のある期間や会員を特定できたものの原因が把握できておらず、PC向けウェブと携帯サイトを一時閉鎖、現在も調査を進めている。

対象期間は、ローソンチケット・ドットコムが9月30日から10月20日まで、JCBオンラインチケットセンターは、9月30日から10月17日まで。対象期間中に両サイトを利用した会員は、合計4万8781名。表示された情報は状況により異なるが、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、性別、誕生日、職業、地域などが表示された可能性がある。

同社では会員に対し、メールや郵便で事故を説明、謝罪するとしている。現在、ウェブによるチケットの申し込みを停止しており、電話による受付を利用してほしいとしている。

(Security NEXT - 2005/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
メール誤送信で美術研究所研究生のメアド流出 - 大阪市立美術館
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
個人情報含むファイルを業務チャットで誤送信 - トライトグループ会社
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
空部屋ポストに未配達の郵便物か、住民から連絡 - 徳島
クラウドサービスが侵害、顧客従業員情報が流出か - ITサービス事業者
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト
「無印良品」通販の顧客情報が流出か - 物流委託先がランサム被害