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月例更新プログラムは深刻度「緊急」が4件 - マイクロソフトが公開

マイクロソフトは、事前に予告していた4件のセキュリティ更新プログラムを公開した。いずれの脆弱性も外部よりコードが実行されるおそれがあり、深刻度は「緊急」。

「GDI+」の脆弱性を解消するパッチ「MS08-052」では、細工を施した画像を開いたり、不正な画像を含むウェブサイトへアクセスした場合に影響を受ける同モジュールの複数脆弱性を解消する。同ライブラリは、OSやアプリケーションなど複数製品に影響があるため注意が必要。

「Windows Media Player」向けのプログラム「MS08-054」は、特別に細工されたオーディオファイルが配信された場合に、任意のコードが実行される問題を解消するもの。8月に公開が予定されていたが、品質の問題から今月へ延期されていた。

「MS08-053」は、Windows Mediaエンコーダー9の利用者向けに提供されるもので、不正なウェブサイトを閲覧時に攻撃を受ける脆弱性を解消。またOffice向けのプログラム「MS08-055」では、「OneNote URL」の処理における不具合へ対応した。

2008年9月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS08-sep.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2008/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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