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日テレ、不正アクセスによる情報漏洩で調査報告 - 利用ソフトの開発に落ち度、委託先運用体制にも問題

日本テレビは、4月20日に不正アクセスを受け、視聴者の個人情報が漏洩した問題で、内部調査を実施し、結果を公表した。

原因究明や責任の所在、再発防止策などを調査検討したもの。同社や委託先であるフォアキャスト・コミュニケーションズについて、インタビューやログ、ドキュメント、実地などによる調査を行い、報告書として取りまとめた。

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不正アクセスが発生した当日の経緯。以降の経緯についても明らかにしている(表:日テレ)

問題の不正アクセスは、4月20日13時ごろより、同サイトで導入していたMovable Type用のプラグイン「ケータイキット」に対して、「OSコマンドインジェクション」のゼロデイ攻撃が行われたもの。番組の視聴者参加イベントの応募者情報など、のべ42万8138件が漏洩した。

(Security NEXT - 2016/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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