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「Shellshock」攻撃でサーバがマルウェア感染 - 大阪府立産業技研

大阪府立産業技術総合研究所のサーバが不正アクセスを受け、マルウェアに感染していたことがわかった。「Shellshock」の脆弱性を突かれたという。

同研究所において一部サーバが不正アクセスを受け、マルウェアに感染したもの。同サーバは、ウェブサイトの検索機能や一部職員のメールサーバとして利用しており、メールの内容が流出した可能性もある。

同研究所では、10月15日に不正アクセスが発生したとしてサーバを隔離、その後原因について調査を進めていた。マルウェアに感染したのは9月28日の早朝で、サーバに存在する「bash」の脆弱性「Shellshock」が悪用されたのが原因だという。

同研究所は、マルウェア感染以外の被害についても引き続き調査を行っており、詳細が判明次第、報告を行う方針。また顧客情報や相談内容、機器使用、試験の依頼、受託内容などは、別のサーバで管理していたと説明。情報漏洩を否定している。

(Security NEXT - 2014/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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