約2割のMacにWindowsマルウェアが潜在 - Macマルウェアも2.7%から検知
約2割のMacにWindows環境で感染するマルウェアが存在しているとの調査結果をソフォスが取りまとめた。Macへ感染するおそれはないが、Windowsへ拡散するおそれがあると同社は警告している。
同調査は、同社が無料配布しているMac向けセキュリティ対策ソフトをインストールしている10万台を対象に実施したもの。7日分のスナップショットを収集して分析した。
調査によれば、5台に1台の割合でWindowsマルウェアが潜在していることが判明。もっとも多く検出されたのは、スパムで拡散するマルウェア「Mal/Bredo」で12.2%にのぼる。
Mac OS Xを標的としたマルウェアの検出率は2.7%で、36台に1台の割合で見つかった。「Flashback」の名で知られる「OSX/Flshplyr」が全体の75.1%を占めて最多だった。偽ウイルス対策ソフト「OSX/FakeAV」が17.8%で続く。
Mac対象のマルウェアもUSBメモリやメールの添付ファイル、ウェブからのドライブバイダウンロード攻撃などで感染するとして、同社はWindowsと同様のウイルス対策が必要だと注意を呼びかけている。
Macで検出されたWindowsマルウェア
1位:Mal/Bredo
2位:Mal/Phish
3位:Mal/FakeAV
4位:Troj/ObfJS
5位:Mal/ASFDldr
6位:Troj/Invo
7位:Troj/Wimad
8位:Mal/Iframe
9位:Mal/JavaGen
10位:その他
(Security NEXT - 2012/04/25 )
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