ネットエージェント、「The Movie系検知アプリ」をGoogle Playで公開 - 実行形跡を調査可能

ネットエージェントは、Android端末において、個人情報を外部に送信する不正アプリのインストール経歴を調べる「The Movie系検知アプリ」をGoogle Playで公開した。

同アプリは、端末内部の個人情報を外部へ送信する通称「The Movieアプリ」が、端末内へインストールされた形跡があるか調査するアプリ。端末のログをもとに、情報漏洩のおそれがあるか確認し、結果を表示する。

問題の不正アプリは、Google Play上で複数公開され、人気アプリの名称に「The Moive」を追加した名称を用いていたことから、通称「The Movieアプリ」とも呼ばれている。同社代表取締役社長である杉浦隆幸氏が解析結果を発表し、注目を集めた。

不正アプリを、誤って端末で実行すると、端末やアドレス帳にある電話番号やメールアドレスが、外部サーバに送信された可能性がある。

「The Movie系検知アプリ」は、個人向けに提供され、実行結果に関するサポートなどは提供されない。同社では、法人向けに「不正アプリ導入検査サービス」を用意しており、詳細調査にも対応するとしている。

（Security NEXT - 2012/04/17 ）ツイート