Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、DigiNotar問題へ対応した更新プログラム「KB2616676」を再リリース

マイクロソフトは、オランダの認証局DigiNotarによって不正証明書が発行された問題で、14日より更新プログラム「KB2616676」を提供しているが、修正をくわえて20日に再リリースした。

「KB2616676」は、DigiNotarのクロスサイン証明書の無効化のほか、累積的な更新として14日に公開されたプログラム。

9月7日に公開された「KB2607712」と置き換えられたが、「Windows XP」および「Windows Server 2003」向けに提供されたプログラムには、「KB2607712」や3月にComodoの不正証明書問題へ対応するため公開した「KB2524375」の更新が含まれていないことが判明し、修正を行ったという。

再リリースされたプログラムには、以前公開された「KB2524375」「KB2616676」「KB2607712」の更新を含み、すべてを適用している環境では再提供は実施しないとしている。また「Windows Vista」「Windows Server 2008」以降は影響を受けない。

(Security NEXT - 2011/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

相続関係書類を誤廃棄、店舗統廃合時のデータ移行不備で - 北央信組
SonicWall「SMA 100」にバックドア、ゼロデイ攻撃か - 侵害調査の実施を
「FortiOS」に脆弱性 - アドバイザリ3件を公開
「WAGO Device Sphere」に脆弱性 - 同一証明書により認証回避が可能
県立高で施錠管理の住民票記載事項証明書が所在不明 - 香川県
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」
マイナカード交付通知書などを誤廃棄、流出は否定 - 静岡市
「OpenSSL 3.5」に設定と挙動異なる脆弱性 - コピペミスで発生
小学校と幼稚園で卒業証書台帳の紛失が判明 - 尼崎市