Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

スパムの標的になる日本の競馬ファン - シマンテックが注意喚起

シマンテックによれば、日本語で記載されたスパムメールにおいて「競馬ファン」を狙った手口が横行している。

同社が日本語で記載されたスパムの内容を調べたもので、日本では競馬が活発に開催されていることから、スパムメールの多くを競馬に関連したものが占めていた。

こうしたスパムメールに見られる傾向は、「高い回収率」「少人数限定」「秘密の必勝法」「完全保証」「無料」といった内容。これらキーワードでユーザーの気を惹き、サイトへ誘導して、会員登録などと称して個人情報を窃取するのが手口だという。

同社が調査を行ったところ、「無料サイト」などとしていても、実際利用するにはポイントなど金銭が必要となるところがほとんど。さらに登録した情報が出会い系サイトなどへ転売される危険が伴うとして、同社では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
メルアカに不正アクセス、スパム送信の踏み台に - 西日本工業大
米当局、「Barracuda ESG」へのゼロデイ攻撃で追加IoC情報を公開
「Barracuda ESG」へのゼロデイ攻撃 - フォレンジック調査に対抗、活動を隠蔽
第三者がニュースレター購読者宛にスパム送信 - 平和政策研究所
Barracuda ESGの侵害、中国関与か - スパム装いゼロデイ攻撃を隠蔽
「Barracuda ESG」への攻撃で利用されたマルウェアの分析レポート - 米当局
初期パスワードのメルアカ2件がスパム踏み台に - 新潟大
Google、長期間放置アカウントを削除へ - 悪用防止対策で
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止