Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WatchGuardのVPNクライアントに脆弱性 - Windows版に影響

WatchGuard Technologiesが提供するVPNクライアントソフトウェア「WatchGuard Mobile VPN with SSL」に脆弱性が明らかとなった。

現地時間2025年10月29日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品のWindows版におけるローカル環境で権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2025-1549」について明らかにしたもの。

「同12.10.2」および以前のバージョンが影響を受ける。過去に「CVE-2024-4944」の修正を実施していたが、対策が不十分だったという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「6.3」と評価しており、重要度を4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングした。

同社は脆弱性を修正した「同12.11.3」を提供しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告