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AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性

大規模言語モデルを用いたアプリケーションのローコード開発フレームワーク「Flowise」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

CVE番号が割り振られていない脆弱性も含め、あわせて7件の脆弱性が明らかとなったもの。このうち5件については、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。

GitHubにおいて「GHSA-3gcm-f6qx-ff7p」が割り当てられた脆弱性は、リモートよりコードが実行可能となる脆弱性。MCP(モデルコンテキストプロトコル)サーバの設定時に入力値の検証を行っておらず、JavaScriptがそのまま実行されるおそれがある。

また「GHSA-q67q-549q-p849」として追跡されているのは、ID検証の不備に起因する脆弱性。サーバにおいて任意のファイルを作成できるほか、機密ファイルを読み取ることが可能。概念実証コードも公開されている。

さらにパスワードリセットのAPIに脆弱性「CVE-2025-58434(GHSA-wgpv-6j63-x5ph)」が判明した。有効なリセットトークンを発行でき、アカウントの乗っ取りが可能となる。

(Security NEXT - 2025/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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