「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
Adobeは、PDF関連ツール「Adobe Acrobat」「Adobe Acrobat Reader」に深刻な脆弱性が確認されたとしてアップデートをリリースした。
現地時間2025年9月9日、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にセキュリティアドバイザリを公開したもの。2件の脆弱性について明らかにしている。
「CVE-2025-54257」は解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。悪用されるとコードを実行されるおそれがあり、重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」としている。
セキュリティ機能のバイパスが可能となる「CVE-2025-54255」についても確認された。重要度は3段階中もっとも低い「中(Moderate)」。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、ベーススコアは「CVE-2025-54257」が「7.8」、「CVE-2025-54255」が「4.0」と評価されている。
(Security NEXT - 2025/09/10 )
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