DB管理ツール「pgAdmin」に脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれ
PostgreSQLデータベースの管理ツールである「pgAdmin」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
「pgAdmin 4 9.7」および以前のバージョンにクロスオリジンオープナーポリシー(COOP)が欠如しており、アクセストークンを窃取されるおそれがある脆弱性「CVE-2025-9636」が明らかとなったもの。
ブラウザにおける「OAuth 2.0」の認証フローが不正に操作され、アクセストークンが窃取された場合、パスワードリセットを悪用され、アカウントが乗っ取られるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.9」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。
開発チームでは現地時間2025年9月4日に「同9.8」をリリース。バグの修正や新機能の追加などとあわせて同脆弱性を解消した。
(Security NEXT - 2025/09/09 )
ツイート
PR
関連記事
機械学習フレームワーク「H2O-3」に深刻な脆弱性
「ImageMagick」に再度深刻な脆弱性 - サーバ環境は注意
「Spring Cloud Gateway Server WebFlux」に深刻な脆弱性 - 設定改ざんのおそれ
「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消