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「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も

サイドチャネル攻撃により、既存ユーザーと非既存ユーザーを区別し、有効なユーザー名を列挙できる「CVE-2025-6011」なども明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、今回判明した脆弱性のなかでは、「CVE-2025-6000」がもっとも高く「9.1」と評価されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では、「Vault Community Edition 1.20.1」および「同Enterprise Edition 1.20.1」「同1.19.7」「同1.18.12」「同1.16.23」にてこれら脆弱性を修正した。

また前バージョンの「同1.20.0」「同1.19.6」「同1.18.11」「同1.16.22」では、重要度「高(High)」の脆弱性「CVE-2025-5999」が解消されている。同脆弱性では、トークン権限が昇格されるおそれがあったという。

(Security NEXT - 2025/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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