サーバ管理ツール「Convoy」に深刻な脆弱性 - アップデートがリリース
ホスティング事業者向けサーバ管理ツール「Convoy」に「クリティカル」とされる脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
一部コンポーネントにディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2025-52562」が判明したもの。任意のPHPファイルをサーバー設置し、認証を必要とすることなく、リモートよりコードの実行が可能となり、認証情報なども窃取されるおそれがある。
CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10.0」と評価。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームでは、現地時間6月19日に脆弱性を解消した「Convoy 4.4.1」をリリース。利用者へ早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。
あわせてウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)による緩和策についてもアナウンスしている。
(Security NEXT - 2025/06/24 )
ツイート
PR
関連記事
「Kubernetes」向けパッケージ管理ツール「Helm」に脆弱性
Appleの開発者向けアプリに情報漏洩の脆弱性 - 最新版で修正済み
「Apache httpd」にSSRFやセッションハイジャックなど複数脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 複数脆弱性を修正
SAP、月例アドバイザリ31件を公開 - 「クリティカル」6件
米当局、「Citrix Bleed 2」の悪用に注意喚起
ビデオ会議のZoom、クライアントの複数脆弱性を解消
脆弱性4件を修正、「rsync」の深刻な脆弱性も解消 - GitLab
「PAN-OS」「GlobalProtect App」など複数製品の脆弱性を解消 - Palo Alto
「EPM」や「EPMM」などIvanti複数製品に脆弱性 - 悪用は未確認