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「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正

さらに「SSL-VPN」ポータルにおけるセッション管理に問題があり、有効期限が切れたり、ログアウトしたあとも、過去にログインで使用された「Cookie」がある場合に再度ログインできる脆弱性「CVE-2024-50562」が判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると「CVE-2025-22862」が「6.7」、「CVE-2025-22254」が「6.6」、「CVE-2025-24471」が「6.5」と続く。「CVE-2024-50568」を「5.9」、「CVE-2024-50562」を「4.8」とした。

のこる3件のアドバイザリについては重要度を「低(Low)」としている。

細工されたURLにより「SSL-VPNウェブモード」の設定情報など機密情報が漏洩する「CVE-2025-25250」、認証されていない攻撃者が細工した FGSPセッション同期パケットを介して不正なセッションを挿入できる「CVE-2025-25250」などが判明した。

脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なり、同社は各アドバイザリで修正版などを示し、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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