API管理ツール「WSO2 API Manager」の旧版にXXE脆弱性
WSO2のAPI管理ソリューション「WSO2 API Manager」の旧バージョンに脆弱性が明らかとなった。
ゲートウェイコンポーネントにXML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2025-2905」が明らかとなったもの。「同2.0.0」および以前のバージョンが影響を受ける。
XML入力の検証が適切に行われておらず、細工されたURLパス内のXMLが制限なく処理され、リモートより認証を必要とすることなくサーバ内のファイルにアクセスすることが可能となったり、サービス拒否を引き起こすことが可能となる。
特に「JDK 7」や「JDK 8」の初期バージョンを利用する環境において影響が大きいという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
同社は2016年に提供したパッチ「WSO2-2016-0151」にて同脆弱性を修正済みであると説明。同パッチではクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性も解消したとしており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/05/07 )
ツイート
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin」に脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれ
機械学習フレームワーク「H2O-3」に深刻な脆弱性
「ImageMagick」に再度深刻な脆弱性 - サーバ環境は注意
「Spring Cloud Gateway Server WebFlux」に深刻な脆弱性 - 設定改ざんのおそれ
「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局