「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
Mozilla Foundationは、ウェブブラウザの最新版「Firefox 138」をリリースした。複数の脆弱性を修正している。
現地時間2025年4月29日にセキュリティアドバイザリをリリースし、11件の脆弱性へ対処したことを明らかにした。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
重要度「高(High)」とされる脆弱性4件に対応した。具体的には、アップデート機能における権限昇格の脆弱性「CVE-2025-2817」を修正。
JavaScriptの「URI」処理におけるサンドボックス回避の脆弱性「CVE-2025-4083」、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2025-4082」「CVE-2025-4092」を解消している。
さらに「中(Moderate)」とされる脆弱性6件、「低(Low)」とされる脆弱性1件に対応している。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-2817
CVE-2025-4082
CVE-2025-4083
CVE-2025-4085
CVE-2025-4086
CVE-2025-4087
CVE-2025-4088
CVE-2025-4089
CVE-2025-4090
CVE-2025-4091
CVE-2025-4092
(Security NEXT - 2025/04/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性