Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ruby向け「GraphQL」ライブラリに深刻なRCE脆弱性

「GraphQL」をRuby環境に実装したライブラリ「graphql-ruby」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

JSON形式のスキーマを読み込む処理に不備があり、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2025-27407」が判明したもの。外部より信頼できないソースからスキーマを取得している場合、特に影響が大きい脆弱性となっている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームでは、脆弱性へ対処した「graphql-ruby 2.4.13」「同2.3.21」「同2.2.17」「同2.1.15」「同2.0.32」「同1.13.24」「同1.12.25」「同1.11.11」をリリース。影響を受けるユーザーに対し、アップデートを呼びかけている。

同脆弱性が判明したことを受け、同ライブラリを利用する「GitLab」などもアップデートを実施している。

(Security NEXT - 2025/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消