Google、「Chrome 134」をリリース - 14件のセキュ修正
Googleは現地時間2025年3月4日、ブラウザの最新版となる「Chrome 134」をリリースした。複数の脆弱性を修正している。
Windows向けに「Chrome 134.0.6998.36」「同134.0.6998.35」、macOS向けに「同134.0.6998.45」「同134.0.6998.44」、Linux向けに「同134.0.6998.35」の提供を開始したもの。
今回のアップデートでは、セキュリティに関連する14件の修正を実施した。CVE番号が割り当てられた脆弱性9件への対応も含まれる。
重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなく、2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は1件。2月20日に報告されたスクリプトエンジン「V8」において域外のメモリを読み込む「CVE-2025-1914」に対処した。
さらに、プロファイル管理機能、ブラウザーUI、PDFium、メディア、メディアストリームに関する重要度「中(Medium)」とされる脆弱性6件、「低(Low)」とされる2件の脆弱性を修正している。
同社は、これらアップデートを今後数日から数週間かけて順次展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-1914
CVE-2025-1915
CVE-2025-1916
CVE-2025-1917
CVE-2025-1918
CVE-2025-1919
CVE-2025-1921
CVE-2025-1922
CVE-2025-1923
(Security NEXT - 2025/03/05 )
ツイート
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
