Google、複数の脆弱性を解消した「Chrome 132」を公開
Googleは現地時間2025年1月14日、同社ブラウザの最新版となる「Chrome 132」をリリースした。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 132.0.6834.84」「同132.0.6834.83」、Linux向けに「同132.0.6834.83」をリリースしたもの。セキュリティに関する16件の修正を行った。
CVEベースで13件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は5件。スクリプトエンジン「V8」において域外メモリへアクセスする「CVE-2025-0434」や、ナビゲーションにおける実装不備「CVE-2025-0435」、「Skia」における整数オーバーフロー「CVE-2025-0436」などに対応した。
重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる5件や、「低(Low)」とされる3件などにもあわせて対処している。
同社は、数日から数週間をかけて同アップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-0434
CVE-2025-0435
CVE-2025-0436
CVE-2025-0437
CVE-2025-0438
CVE-2025-0439
CVE-2025-0440
CVE-2025-0441
CVE-2025-0442
CVE-2025-0443
CVE-2025-0446
CVE-2025-0447
CVE-2025-0448
(Security NEXT - 2025/01/15 )
ツイート
PR
関連記事
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意