ランサム感染でデータ暗号化、個人情報流出の可能性 - 家具メーカー
家具の製造や販売を手がけるワイス・ワイスは、業務管理システムがランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。暗号化されたデータには、顧客や仕入れ先の個人情報が含まれていたという。
同社によれば、11月18日に業務管理システムにアクセスできない状態になっていることを確認。保守委託業者へ調査を依頼したところ、ランサムウェアに感染し、システム内のデータが暗号化され、アクセスできない状態に陥っていることが同月20日に判明した。
被害を受けたシステム内には、2016年から2024年までの取引データが保存されており、顧客や仕入れ先の個人情報が含まれていた。これらのデータが暗号化されており、不正利用などは確認されていないが、外部に流出した可能性がある。
対象となるのは、2016年以降取得した顧客情報470件で、顧客によって対象となる項目は異なるが、氏名のほか、住所、電話番号などが含まれる。
また仕入れ先に関する情報248件も含まれており、仕入先ごとに対象項目は異なるが、担当者の氏名や住所、電話番号、口座情報などが対象となる。
同社は警察へ被害を相談するとともに、個人情報保護委員会への報告を行った。関係者に対して書面で順次連絡を取るとしている。
(Security NEXT - 2024/12/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意