Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Go言語の暗号ライブラリに認証バイパスの脆弱性

Go言語の暗号ライブラリにおいて、認証をバイパスされるおそれがある深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

公開鍵認証のコールバック関数を誤って使用することに起因する認証バイパスの脆弱性「CVE-2024-45337」が判明したもの。

SSHプロトコルを用いる脆弱なアプリケーションにおいて複数の鍵を用いた場合、あとから提供された鍵を認証済みと判断し、誤ってアクセスを許すおそれがある。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、コールバック関数「golang.org/x/crypto」の「バージョン0.31.0」で仕様を変更して脆弱性を修正した。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開