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SAP、月例セキュリティアドバイザリ13件を公開

SAPは現地時間12月10日、2024年最後の月例セキュリティアドバイザリを公開した。複数製品において脆弱性へ対処したことを明らかにしている。

各社が定例セキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、新規9件、既存アドバイザリのアップデート4件を公開した。

あらたに公開されたアドバイザリ9件の適用優先度を見ると、優先度が4段階中もっとも高い「Hot News」が1件。「Adobe Document Services」に起因する「SAP NetWeaver AS for JAVA」の脆弱性「CVE-2024-47578」を修正した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.1」と評価されている。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。「SAP NetWeaver Application Server ABAP」の「RFC(Remote Function Call)」における情報漏洩の脆弱性「CVE-2024-54198」や、「SAP NetWeaver Administrator」におけるサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性「CVE-2024-54197」を修正している。

そのほか、「中(Medium)」とされる4件、「低(Low)」2件のアドバイザリを公開している。

(Security NEXT - 2024/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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