Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Dell PowerFlex」など複数製品に深刻な脆弱性 - アップデートを公開

Dell Technologiesは、同社複数製品が影響を受ける深刻な脆弱性について明らかにした。1件については重要度を「クリティカル」としている。

現地時間12月9日にセキュリティアドバイザリを公開し、2件の脆弱性「CVE-2024-37143」「CVE-2024-37144」について明らかにしたもの。重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

ソフトウェア定義インフラストラクチャの「Dell PowerFlex appliance」「Dell PowerFlex rack」「Dell PowerFlex custom node」のほか、「Dell InsightIQ」「Dell Data Lakehouse」などが脆弱性の影響を受ける。「Dell DataIQ」については対象外。

「CVE-2024-37143」は、不適切なリンクの解決により、認証を必要とすることなく、リモートより任意のコードを実行できる脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最高値である「10.0」と評価されている。

また「CVE-2024-37144」は、悪用には高い権限が必要とされるが、機密情報が安全に保存されておらず、情報漏洩が生じるおそれがある。CVSS基本値は「8.2」とした。

同社は、脆弱性を解消したアップデートを提供。あわせて「CVE-2024-37143」の回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2024/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス