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SonicWall製VPN製品「SMA 100シリーズ」に複数の脆弱性

SonicWallは、リモートアクセスソリューション「SMA 100シリーズ」に複数の脆弱性が確認されたことを明らかにした。アップデートを提供している。

現地時間12月4日にセキュリティアドバイザリを公開し、6件の脆弱性について明らかにしたもの。重要度は4段階中、上から2番目に高い「高(High)」とレーティングしている。

「SSL VPN」のウェブ管理インタフェースに判明した「CVE-2024-45318」や、「Apache HTTP Server」のモジュール「mod_httprp」に起因する「CVE-2024-53703」など、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が判明した。リモートよりコードを実行されるおそれがある。

「SSL VPN」において「strcpy」に起因し、ヒープベースのバッファオーバーフローが生じる「CVE-2024-40763」や、「Apache HTTPD」モジュール「mod_rewrite」におけるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-38475」についても明らかとなっている。

さらに資格情報がハードコードされており、証明書ベースの認証をバイパスできる「CVE-2024-45319」や、バックアップコードの生成に弱い乱数が利用されている「CVE-2024-53702」が判明している。

(Security NEXT - 2024/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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