GitLab、アップデートをリリース - 脆弱性6件やバグを解消
GitLabは現地時間11月26日、「GitLab Community Edition(CE)」および「GitLab Enterprise Edition(EE)」向けにセキュリティアップデートをリリースした。
セキュリティアドバイザリを公開し、「同17.6.1」「同17.5.3」「同17.4.5」の提供を開始したことを明らかにしたもの。バグ報奨金プログラムや内部調査により判明した複数の脆弱性を修正したという。
具体的な内容を見ると、個人アクセストークン(PAT)へアクセスできる場合に、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2024-8114」を修正。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.2」、重要度は「高(High)」と評価されている。
このほか、トークンスコープの適用範囲の不備により機密データへのアクセスが可能になる「CVE-2024-11669」や、トークンの無効化に失敗する「CVE-2024-11668」のほか、サービス拒否が生じる脆弱性など、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性5件に対処している。
アップデートではバグの修正なども実施しており、GitLabでは利用者に対し、可能な限り早急に最新版へ更新するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/11/27 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ