「WinZip」に保護機能バイパスの脆弱性 - 6月の更新で修正済み
Alludo(旧Corel)が提供するファイルアーカイバ「WinZip」の脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。
インターネットよりダウンロードした際に付与される「ゾーン情報」の「Mark-of-the-Web(MoTW)」を削除する脆弱性「CVE-2024-8811」が報告されたもの。
細工したアーカイブファイルをユーザーに開かせた場合に、インターネットよりダウンロードされたことを警告するアラートがバイパスされ、悪意あるファイルがそのまま実行されてしまうおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.8」と評価されており、重要度は「高(High)」とレーティングされている。
脆弱性は現地時間5月に報告され、脆弱性へ対処した「WinZip 76.8」を6月にリリース済み。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」には、11月22日に収録されたが、脆弱性を報告したZero Day Initiativeでは開発者と協調のもと、9月にアドバイザリを公開していた。
(Security NEXT - 2024/11/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満