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「Apache Airflow」に構成情報など漏洩する脆弱性

ワークフローの管理プラットフォーム「Apache Airflow」に、機微な構成情報が漏洩するおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

シークレットがタスクのログに意図せず記録され、漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2024-45784」が明らかとなったもの。権限がないユーザーによってログよりシークレットを参照され、セキュリティを侵害されるおそれがあるという。

開発チームが11月15日にメーリングリストで明らかにしたもので、重要度は「中(Moderate)」とレーティングされている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」と評価した。

また送信データに機密情報が挿入される脆弱性「CVE-2024-50378」もあわせて明らかとなった。CVSS基本値は「4.9」、重要度は「中(Medium)」とされている。

開発チームでは、現地時間11月5日にリリースした「同2.10.3」にてこれら脆弱性へ対処。ログの出力時にシークレットがマスキングされるよう対策を講じた。ログに情報が漏洩した可能性がある場合は、シークレットについても更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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