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「FortiManager」脆弱性、PoCや詳細が公開 - 検出回避の情報も

Fortinetが提供する「FortiManager」に脆弱性「CVE-2024-47575」が見つかった問題で、実証コードが公開されているとしてJPCERTコーディネーションセンターが注意喚起を行った。

同脆弱性は、認証を必要とすることなく、リモートより任意のコードを実行することが可能となる脆弱性。「FortiManager Cloud」や「FortiManager」が稼働する「FortiAnalyzer」の旧モデルなども影響を受ける。

6月下旬より悪用されており、9月に大規模な攻撃が確認された。これまでも注意喚起が行われてきたが、JPCERTコーディネーションセンターでは11月15日に情報を更新。同脆弱性に関する詳細な情報や実証コード(PoC)が公開されているとしてあらためて注意を呼びかけた。

国内組織において脆弱性が悪用された可能性を示すログが確認されたとの情報も複数あり、脆弱性の詳細が公開されたことで攻撃の増加につながる懸念もあるという。

また「CVE-2024-47575」とは別の脆弱性が同製品に存在するとの指摘があるほか、既知の調査方法による検出を回避する悪用手法について解説する情報なども出回っており、引き続き脆弱性情報に注視していくよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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