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「Drupal」のベーシック認証モジュールに認証バイパスの脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」向けモジュール「Basic HTTP Authentication」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間11月5日にセキュリティアドバイザリを公開し、アクセス制御を回避される脆弱性について明らかにしたもの。

アドバイザリ公開時点でCVE番号は示されておらず、識別子として「SA-CONTRIB-2024-057」が付番されている。

同モジュールでは、「Drupal」における標準的なアクセス制御にくわえて、特定のパスに対してベーシック認証によるアクセス制御を設定することが可能だが、一部のケースで既存のアクセスチェックを一部のパスから除外し、認証をバイパスされるおそれがある。

開発チームでは、脆弱性の重要度を5段階中、上から2番目あたる「クリティカル(Critical)」とレーティングした。アドバイザリの公開時点で、脆弱性の悪用などは確認されていない。

「Drupal 7」系の利用者に対して、同モジュールの最新版となる「バージョン7.x-1.4」へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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