Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

iOS版「Okta Verify」に脆弱性 - アップデートで修正、影響の確認を

Oktaは、iOS向けに提供している「Okta Verify for iOS」における認証不備の脆弱性を明らかにした。アップデートで修正するとともに、異常な活動がないか確認するよう求めている。

現地時間10月24日にアドバイザリを公開し、同アプリにおいてロック画面やホーム画面、Apple Watchでプッシュ通知などより直接応答した場合に、選択した内容に関わらず認証が成功する脆弱性「CVE-2024-10327」について明らかにした。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.1」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同脆弱性は、9月に提供したベータ版「同9.25.1」や、10月21日にAppleのApp Storeでリリースした「同9.27.0」に影響がある。

10月23日に脆弱性が判明し、脆弱性を解消した「同9.27.2」を同日リリースした。

同社は、アップデートを実施するとともに、影響を受けるバージョンが組織内で利用されていないか確認し、異常なアクティビティなどが存在しないかチェックすることを推奨している。

(Security NEXT - 2024/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定
国会図書館のシステム開発再委託先で侵害 - 影響範囲を調査