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「FortiManager」狙う攻撃 - IoC情報など更新、被害ないか確認を

Fortinet製品の集中管理機能を提供する「FortiManager」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった問題で、同社は追加情報を公開し、注意を呼びかけている。

認証不備の脆弱性「CVE-2024-47575」が判明し、現地時間10月23日にアドバイザリを公開。ゼロデイ攻撃に悪用されていることも明らかとなっており、同社では被害拡大の防止に向けて対策情報を更新している。

同脆弱性は、認証なしに任意のコードやコマンドを実行することが可能となる脆弱性。「FortiManager Cloud」や「FortiManager」が稼働する「FortiAnalyzer」の旧モデルなども影響を受ける。

同社では脆弱性を修正するアップデートを提供し、復旧する方法を紹介しているほか、現地時間10月24日以降、不明なデバイスが追加されることを防ぐ回避策を示しており、「syslog」や「FDS」経由でデバイスが追加されることを抑制する設定についてアナウンスしている。

また断続的に「IoC(Indicators of Compromise)」情報を追加しており、攻撃に悪用された「IPアドレス」9件や「シリアル番号」2件など情報を提供している。

同社で観測されていないものの、信頼できるサードパーティより報告を受けた情報についても反映。利用者に攻撃を受けた兆候がないか確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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