Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinetの「FortiManager」にゼロデイ脆弱性 - 悪用ないか確認を

「FortiGate」をはじめとするFortinet製品の集中管理機能を提供する「FortiManager」に、深刻な脆弱性が明らかとなった。すでに脆弱性の悪用が確認されており、攻撃などを受けていないか確認するよう利用者に求めている。

現地時間10月23日にセキュリティアドバイザリを公開し、認証不備の脆弱性「CVE-2024-47575」について明らかにしたもの。「FortiManager 7.6系」から「同6.2系」に影響がある。

一部バージョンを除いた「FortiManager Cloud」も対象となるほか、「FortiManager」が稼働する「FortiAnalyzer」の旧モデル12機種も影響を受ける。

同脆弱性を悪用することで認証なしに任意のコードやコマンドを実行することが可能。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

Fortinetは、脆弱性を修正したアップデートとなる「FortiManager 7.6.1」「同7.4.5」「同7.2.8」「同7.0.13」「同6.4.15」「同6.2.13」および「FortiManager Cloud 7.4.5」「同7.2.8」「同7.0.13」を提供しており、利用者にアップデートを呼びかけた。あわせて設定変更による回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2024/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開