Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ServiceNow」に複数の脆弱性 - 8月と10月に修正実施

ServiceNowが提供する「Now Platform」において複数の脆弱性が明らかとなった。2度にわたるアップデートで修正したという。

現地時間10月29日にセキュリティアドバイザリを公開し、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2024-8923」や、次に高い「高(High)」とされる「CVE-2024-8924」について明らかにしたもの。

「CVE-2024-8923」は、入力検証の不備により、サンドボックスからエスケープできる脆弱性。認証を必要とすることなくリモートから任意のコードを実行することが可能となる。

あわせて認証なしに悪用が可能となるブラインドSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-8924」が判明している。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-8923」が「9.8」、「CVE-2024-8924」が「7.5」と評価されている。「CVSSv4.0」ではそれぞれ「9.3」「8.7」とした。

「CVE-2024-8923」については、8月にリリースした「Xanadu GA Release」をはじめ、「Washington DC」や「Vancouver」向けのパッチやホットフィクスで修正。「CVE-2024-8924」についても、10月に公開したパッチやホットフィクスで解消したとしている。

(Security NEXT - 2024/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で教員募集メールを誤送信、メアド流出 - 江戸川区
国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ