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Synologyの写真管理ソフトウェアに「クリティカル」の脆弱性

Synology製のNAS向けに提供されている「Synology Photos」や個人向けクラウドストレージデバイス「BeeStation」向けに提供されている「BeePhotos」に深刻な脆弱性が発見された。

同社は現地時間10月25日にアドバイザリ2件を公表し、リモートから任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性について明らかにしたもの。同社は、脆弱性の重要度を「クリティカル」とレーティングしている。

アドバイザリの公開時点でCVE番号については言及していないが、いずれもPwn2Own 2024で報告を受けたとしており、識別子は両者ともに「ZDI-CAN-25623」が割り振られている。

同社は「DiskStation Manager(DSM) 7.2」向けに脆弱性を修正した「Synology Photos 1.7.0-0795」「同1.6.2-0720」、「BeeStation」向けに「BeePhotos 1.1.0-10053」「同1.0.2-10026」を提供しており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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