「VMware HCX」にSQLi脆弱性 - 権限昇格のおそれ
Broadcomは、ハイブリッド環境に対応した仮想マシンの移行ツール「VMware HCX」に脆弱性が明らかになったとして、アップデートをリリースした。
現地時間10月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、SQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-38814」について明らかにしたもの。非公開のもと報告を受けたという。
悪用には権限が必要となるが、細工した「SQLクエリ」を送信することで、リモートよりHCXマネージャでコードを実行し、システムの制御を奪うことが可能としている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」で、重要度は4段階中上から2番目にあたる「重要」とレーティングした。
同社は、脆弱性を修正した「同4.10.1」「同4.9.2」「同4.8.3」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/10/17 )
ツイート
PR
関連記事
ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
Instagramアカ乗っ取り、フォロワーにDM - ブライダル会社
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性