Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SHIRASAGI」にパストラバーサルの脆弱性 - 情報漏洩のおそれ

ウェブチップスが提供するコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「SHIRASAGI」にあらたな脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-46898」が明らかとなったもの。細工したHTTPリクエストにより、サーバ上の機密情報を取得されるおそれがある。

JPCERTコーディネーションセンターによる共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「8.6」と評価されている。

同脆弱性は、熊丸匠伍氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同脆弱性は10月4日にリリースされた「同1.19.1」にて修正されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

無関係の顧客情報が小売電気事業者から閲覧可能に - 九電送配電
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス