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カシオがランサム被害 - 情報流出を確認、影響範囲など調査

カシオ計算機がサイバー攻撃を受け、同社や関係会社が使用するシステムで障害が発生し、一部サービスに影響が出ているが、ランサムウェアによる被害が原因であることがわかった。

同社では、10月5日にサーバでシステム障害が発生し、侵害された痕跡を確認。その後の調査でランサムウェアによる被害であることが明らかとなった。

同問題の影響で、同社や関係会社が保有する個人情報や機密情報の一部が外部に流出したことが判明した。同社は外部協力のもと、情報流出の影響範囲などについて調査を進めている。

流出した可能性がある個人情報には、同社や関連会社の従業員、取引先関係者、採用面接を受けた応募者、サービスを利用した顧客などの情報が含まれる。

また取引先との契約書、請求書、売上などに関する情報や、同社や同社関連会社の法務、財務、人事計画、監査、営業、技術に関する社内文書なども窃取されたおそれがある。

(Security NEXT - 2024/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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