高校で成績原票を紛失、施錠管理が未実施 - 大阪府
大阪府は、府立高校において、生徒の個人情報が記載された成績原票を紛失したことを明らかにした。
同府によれば、科目ごとに受講した全生徒の成績情報が一覧で記載された1年生159人の成績原票が所在不明となっているもの。氏名、生徒番号、学年末成績、学年観点別評価、学年評定、欠課時数などが記載されている。
3月8日に教員が職員室内の共有ロッカーを確認したところ、成績原票が見当たらないことが判明した。同月5日に教員が担当する生徒の成績を整理するため、成績原票を用いて作業を行ったが、以降の所在がわからないという。
成績原票は施錠できる場所に保管する規定となっているが、施錠されていないロッカーで保管されていた。
同校では5月11日に保護者説明会を開催し、保護者に経緯を説明するとともに謝罪。同月16日には学年集会を開催し、対象となる生徒に説明し、謝罪した。
今回の問題を受け、同校では成績原票など個人情報が記載された書類については施錠保管を徹底。成績原票の管理簿をあらたに作成して再発防止に取り組む。また同府では府内学校に情報を共有し、注意喚起を行っている。
(Security NEXT - 2024/10/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ