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Adobe、アドバイザリ9件を公開 - 7件は「クリティカル」

Adobeは現地時間10月8日、複数の製品に脆弱性が明らかになったとしてセキュリティアドバイザリを公開した。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、9件のアドバイザリを公開したもの。いずれも脆弱性の悪用は確認されていない。

「Adobe Commerce」および「Magento」では、21件の脆弱性を修正した。このうち6件を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

なかでも「同B2B」が影響を受ける権限昇格の脆弱性「CVE-2024-45115」や、セキュリティ機能をバイパスされる「CVE-2024-45148」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアがく、それぞれ「9.8」「8.8」と評価されている。

またCVSS基本値は「8未満」にとどまるが、「Adobe InDesign」「Adobe InCopy」「Adobe FrameMaker」「Adobe Dimension」「Adobe Animate」「Adobe Substance 3D Stager」の7製品においても「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性をに対処している。

(Security NEXT - 2024/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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