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寄付プラグイン「GiveWP」にRCE脆弱性 - 最新版へ更新を

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「GiveWP」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、「WordPress」にオンライン寄付機能を追加できるプラグイン。「同3.16.1」および以前のバージョンに「PHPオブジェクトインジェクション」の脆弱性「CVE-2024-8353」が判明した。

同脆弱性は、8月にリリースされた「同3.14.2」で修正されたコードインジェクションの脆弱性「CVE-2024-5932」に類似。攻撃者は「PHPオブジェクト」を挿入して任意のファイルを削除し、リモートよりコードを実行することが可能になるという。

DefiantのWordfenceでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを最高値である「10.0」と評価、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

開発者は、現地時間9月10日にリリースした「同3.16.1」にて同脆弱性へ対処。さらに対策を強化した「同3.16.2」を同月25日にリリースしている。

同バージョンでは、CVSS基本値が「7.2」、重要度が「高(High)」とされるタイムベースSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-9130」についてもあわせて修正されている。

(Security NEXT - 2024/10/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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