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生活保護受給者の個人情報をFAX誤送信 - つくば市

茨城県つくば市は、生活保護受給者の個人情報を不動産管理会社へファックス送信する際、誤って第三者の番号宛てに送信するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、9月9日に生活保護受給者が入居している物件の不動産管理会社に対し、入居者27人の氏名、部屋番号、家賃額のリストをファックスで送信したが、誤送信が発生したという。

同月11日に不動産管理会社からファックスが届いていないとの連絡があり、送信履歴を確認したところ、1桁異なる番号へファックスを送信していたことが判明した。

代理納付において、個人別家賃額などの問い合わせがあった場合、通常同市では電話で回答しているが、人数が多かったためにファックスを利用したところ、誤送信してしまったという。

誤送信先では、電話とファックス番号を併用しており、同市では電話で謝罪して受信したリストの削除を依頼するとともに、あらためて謝罪する。また対象となる生活保護受給者に直接会い、謝罪を行っている。

今後は原則電話で回答し、やむを得ずメールを利用する場合はメールで依頼を受け、返信によりパスワードを設定したファイルを送付。メールの到着を電話で確認した上でパスワードを伝えるとしている。

(Security NEXT - 2024/09/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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