Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性

Progress Software(旧Kemp Technologies)が提供するロードバランサー製品「LoadMaster」や「LoadMaster Multi-Tenant Hypervisor」に脆弱性が明らかとなった。

入力検証に不備があり、OSコマンドインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2024-7591」が明らかとなったもの。細工した「httpリクエスト」により、リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。脆弱性の悪用などは確認されていない。

「LoadMaster 7.2.60.0」「LoadMaster Multi-Tenant Hypervisor 7.1.35.11」および以前のバージョンが影響を受ける。

同社では9現地時間9月3日に脆弱性を修正するアドオンパッケージをリリース。ユーザーに対してできるだけ早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み