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ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性

Progress Software(旧Kemp Technologies)が提供するロードバランサー製品「LoadMaster」や「LoadMaster Multi-Tenant Hypervisor」に脆弱性が明らかとなった。

入力検証に不備があり、OSコマンドインジェクションが可能となる脆弱性「CVE-2024-7591」が明らかとなったもの。細工した「httpリクエスト」により、リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値である「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。脆弱性の悪用などは確認されていない。

「LoadMaster 7.2.60.0」「LoadMaster Multi-Tenant Hypervisor 7.1.35.11」および以前のバージョンが影響を受ける。

同社では9現地時間9月3日に脆弱性を修正するアドオンパッケージをリリース。ユーザーに対してできるだけ早急にアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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