仕様の認識を誤り、非公開の団体連絡先を誤公開 - 北九州市
福岡県北九州市は、市民活動サポートセンターのウェブサイト「キラキラネット」において、本来非公開である団体の一部連絡先情報を誤って公開していたことを明らかにした。
同市によれば、同サイトではNPO団体やボランティア団体に関する情報を公開しているが、2021年11月から2024年9月4日にかけて、非公開を希望していた40団体の連絡先情報を誤って公開していたもの。担当者の電話番号やファックス番号、メールアドレスなどが含まれる。
9月3日に新規登録申請のあった団体の掲載内容について、担当職員が確認を行った際、非公開の団体情報が閲覧可能になっていることが判明。さらに連絡先について非公開を希望していた既存団体について内容の確認を行ったところ、同様の問題が生じていることが判明した。
同市では、2021年11月に団体登録申請書の様式変更を実施。団体連絡先の全項目について非公開を希望することが可能となったが、システム上ですべての項目を非公開へ設定すると、非公開情報として事務的に取得していた連絡先情報が自動的に公開される仕様となっており、認識がないまま運用していたという。
同市では、非公開とする処理を実施。対象となる団体に対して、経緯の説明と謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2024/09/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開